烏合衆ugousyu
秩序の中で無秩序を生きる
アウターオーサカに複数拠点を構えるフリーランス派遣会社。メンバーの有する技能は広範に及び、依頼は基本全て受領するとされる。しかしながら、反体制/反社会的な行動も多く見られるため、アウターオーサカ市警から彼らが良い目で見られる事はない。「呼び声」によってユニバース LK-998以外のタイムラインからやって来た人間が総メンバーの半分以上を占める。文字通りの爆死を避けたければ、彼らの縄張りで戦闘行為を避ける事が推奨される。
烏合衆の拠点/活動が以下の場所で観察されている。
- サカイ(本拠地)
- ドートン
- ナイトトレイン
構成人物
★付きは個別人事Tale的なものが書けそうなキャラクタ。
★アルカ
スラム街の元締め。スラム街で生まれ、スラム街で育った為、性格は非常に強か。違法サイバネ手術を受けており、左手が無骨で巨大なパワードアームに変貌している。烏合衆の本部に顔を出す事は少ないが、圧倒的なリーダーシップにより我の強い面々を纏めあげる力がある。縄張りに侵入した人間から武器を強奪する趣味を持つ。形容するならば、知的なバーサーカー。汚泥の生む淀んだ空気から身を守る為、改造されたガスマスクを装着している事が多い。
ワカ
パッと見お淑やかに見える少女。美しい情景を俳句にして詠む事を趣味としているが、その景色に至る過程は重視されない為、本人の爆破趣向の元、おぞましいテロリズム行為が行われる。建築物が爆発し、人々が逃げ惑う姿を見て、恍惚な面で痙攣しながら彼女は筆を取るのだ。その際の表情はノルジに「見苦しい顔」と呼称される。最低限の倫理は持っているが、本能レベルの爆破趣向がそれを上回っている形式。烏合衆の最初期メンバーの一人でもあり……
服装は和服と巨大な編笠。O/Oの酸性雨から防護する効果があるのだ。
★ササキ
紫煙使いの元OL。愛機フライングVを携えやり場のない怒りを空に叫び続ける。【一人楽団】ノルジとは気が合うらしく、彼女がセッションを許す数少ない相手でもある。鉄錆の果実教団によって呼び出されたピスティファージ実体との接触で紫煙体に目覚めており、アキヴァ放射をEVEに変換して歌に魂を乗せるその歌唱は、信仰を欲するH.R.K.にとってあまり好ましくは無いはずだ。
下書き
ノルジ
"義躯"と呼ばれる、とある世界のサイバネ技術によって腕を6本まで増やしており、一人でバンドを形成している。その演奏の様子は後に一人楽団と呼ばれる。増やした腕は事務作業にも使用出来るため、文句を言いながらも事務作業を行う場面もある。最近では気を許せる音楽仲間とバンドを組むことも。かつては人を信じない一方で、一人で音楽をする事に心の奥底で後ろめたさを感じていたが、仲間ができ、そしてその仲間から一人でいる事を肯定された事で、今では自信を持って前を向けるようになった。
下書き
★ギコ
数十年前の兵器を好む少年(性別不明?)。内気な性格。筋力が無く、サイバネ手術も本人が嫌っているためその兵器群は基本コレクションに留まっている。1
★ゲンイチ
あるタイムラインで起きた突発的なΩK-クラスシナリオ2により不死の肉体を得た男。陽気で口達者だが、常に自死衝動を抱える不安定な人間。あらゆる世界とのコネクションを持つアウタオーサカで、自分に甘き死を齎す救いを見つけることができるのか、それとも……
「『死なない』という逃れられない運命を『死』というテクスチャで上書きする……致死の妙薬、『タナトーマ』。オレはそれを探しているんだぜ……」
(参考: 死の終焉、Thanatomania)
スワオシ
互助組織「無尽月導衆」紫電隊3にかつて所属していた忍者──現「抜忍」。ベースラインから「呼び声」によって招集され、紆余曲折を経て烏合衆の一員となった。ネットやフィールドを問わず諜報活動を得意とする。但し、無尽月導衆は抜け忍を許さない。彼は遠くない未来、彼らと対峙する事になるだろう。
◆言訳◆サイバーパンク……ニンジャ……?アッハイ、某ニンジャが出て殺す小説とは無関係です45◆無用◆
(参考: 無尽月導衆)
★ヒュー
とあるタイムラインでFUシリーズと呼称されていた航空アンドロイド。「呼び声」での空間移動に際してメモリが破損しており、自らの持つ機能を把握出来ていない他、自分が何のために生まれたのかも理解していない。備え付けられた高水準の人工知能は、アイデンティティの存在証明に日々苦悩している。
航空機の運転に関する技能はこの土地ではそこまで役に立たないが(ヒュー曰く、エアロビークルの運転は勝手が違うそうだ)、躯体を変形させ自らを航空ユニットとして運用する技能は非常に有用だ。戦闘技能として、腹部や手足をガトリング状に変形可能。
どうやら、あるTCUシリーズもO/Oに流れ着いたようだが……?
(参考: Machina)
★エイジ
スシブレードが一般化した世界から漂着。「呼び声」を「寿司の意思」の導きと勘違いしてやってきたO/Oで、身ぐるみ剥がされ全財産を奪われ路頭で倒れていた所を烏合衆によって回収された。相棒であるタチウォーロン─タチウオの握り─はそんな中でも手放さなかったようだ。この世界でもスシブレードは(一応)一般的(?)であるため、奇人変人の類で見られる事は少なそうだ。本人の頭が少し弱いので奇人に見られる時は見られるが……
闇寿司であるマイカとは喧嘩が耐えない。
(参考: スシブレード ハブ)
マイカ
スシブレードが一般化した世界から漂着。「呼び声」をしっかりと異常現象だと理解した上でO/Oにやって来た。ニューロンが発達しており、スシを三巻まで自在に操ることが出来る。闇寿司であり、基本的に食品であれば問答無用でスシとみなす事が可能。黒髪ツインテールでゴスロリを好み、少々厨二の気がある。
やたらと喧嘩を売ってくるエイジとの喧嘩は絶える事を知らない。
(参考: 闇寿司 ハブ)
ケール
TL-1998のサミオマリエ人。無気力で寝不足。重度のエナジードリンク依存性であり、普段から至る箇所にベルト付きで携帯している。黒と蛍光色のパーカーを好んで着用している。海のないアウターオーサカであるが、H.R.Kが齎す磯臭い雨に故郷の面影を感じている。
★ベル
あるタイムラインの財団職員ギアーズが娘、「黒の女王」の一員。過去の出来事が原因で図書館という施設そのものへの生理的嫌悪を抱いており、放浪者の図書館を避け、同じcrossroadsネクサスであるアウターオーサカを活動の拠点としている。
(参考: 黒の女王)
シツジ
ベルの執事であり、「黒の群臣」。出身タイムラインにおけるギアーズは高貴な生まれであり、その娘であるベルにも執事がいた。ベルに対して忠誠を誓っており、ベルがギアーズ捜索のために家を離れる決心をした際も、その忠誠に二言は無かった。得物は基本ナイフだが、状況判断でハンドガン等も用いる。
本名は当然シツジではないが、本当の名前を知るものはいない。
ナナシ
「虚区高速」からやって来た都市伝説。それは高速道路を支配するスピードであり、恐れであり、興奮である。普段は黒い霧を纏ったバイクに近しい不定形の姿を取るが、コミュニケーションを取る際にはバイク状の異形頭を持つ、ライダースーツの男性として顕現する。「呼び声」を介さずにO/Oに侵入した、いわば異物であるが、道の神であるH.R.K.の趣向と一致しているため、その点で不利益を被ることはない。かつては名無しであったが、今は「ナナシ」という名を与えられているため、漠然とした概念怪異としては少々弱体化している。
参考資料
文字数: 6608