デパートぶっ壊す、説明もっとする、オチをもっと盛る、現実世界側のサイトは何をするかを書く
JPでユーフォリアやオネイロイ・ウェストみたいな和製コレクティブ欲しいよね
もし夢界を"当たり前"とする街が存在したら…?
実は一言主がH.R.Kの夢界を加工した物。H.R.Kの黒い太陽の影であるから『月』である。
改稿メモ
・81KKから研修に来たネクソロジーセクション職員に夢界講座と前任職員のやらかしを解説するパート
・一部の神格(ttt社関連)が夢界に遊びに来てるパート(住人は変なアバターだなぁと思って本物の神格存在とは思ってない)
・Nx-87の歴史をどっかで導入する/異常性を考え直す
・一旦オネイロイの胡乱ブッパしてムカデ討伐物語を出してネクサス記事とサイト記事に分けるのも手かな。
・最初に81KKで職員が真秀市にイッテラッシャイされるシーンを追加する。
・「700字連打型」/主要キャラに生い立ちと体験と人生をしっかり定める。
・葛城氏の末裔が古墳にフリックポイントを作れないかと色々やってるらしい。
・読みやすく!夢界も分かりやすく!
・81ETが「呪い」、81UOが「幽霊」、そして81DSは「夢/悪夢」
・辺鄙な市だけど出身の画家やアーティストが割といる。物心付いた時から奇天烈な夢界に親しんでるから発想に困らないんだ。それに起因してか芸術祭が年に1度開催されて町興しになっているらしい。
・夢界と現実の境目が薄いから、夢界への"道Way"が廃墟の土蔵とか封鎖されたトンネルにある。
・81DSは最初は奈良県に関連する史記やヤマト王朝に民話に関連する異常関連史隠蔽部門及び神学的戦術部門、そして周辺自治体を拠点とする第五被れの仏教や古代豪族の末裔を名乗り"まつろわぬ民"の復権を狙う超常氏族のGoI対策として設立されたが、多すぎる"道Way"に真秀市由来の夢や悪夢関連のアノマリーの発見など財団は未補足の巨大異常性複合体の疑いを持ちネクサス指定。その後、2000年にFCがマホロバ・リユニオンの実在を確証して81DSに改組して現在に至る。
・非電子情報型情報生命体や捕食性敵対概念などを81KKからマホロバ・リユニオンのオーバー・ディープ(夢界深層)に移行・収容するために81KKと協力関係にある。
・夢が現実に、現実が夢にならない事を防ぐ。
ネクソロジーセクションの職員
- 名前: 太秦うずまさ 葵あおい
- キャラの個人情報:着実志向で思慮深い職員。方向音痴の逆とも言うべき人物で、地図やGPSが碌に機能しない場所ですら迷わない。クラフトビールをこよなく愛する。
- 財団雇用までの経歴:親が転勤族で偶然低級ネクサスに移住、その際に異常な領域で迷子になり必死で出口を探した際に才能が開花。一般企業に入社後に会社の登山サークルに加入した際に、██山の異常領域に迷い込むも無事生還した事から財団に補足される。
- 財団雇用後の活動:各地のネクサスに派遣されフィールドエージェントとして勤務している。各地で飲むコーラとビールが好きらしい。
- キャラにとって主要な出来事:幼少期で低級ネクサス内の異常領域で迷子になった事件。
- 出来事前と後でどう変わったか:登山をするようになった。ある種危険性のある登山でしか感じられないスリルを、一歩一歩着実に準備と把握をしていく事でリスクを減らした上で着実に味わう。それは彼女が財団に就職してネクサスに赴くようになってからも変わらない。
- 今の状態について:慎重にスリルを味わうというのは食事にも表れていて、当たり外れの多いクラフトビールを旅先で飲んでるのはそれのせい。前任の外交官がやらかしたので81KKから81DSに来た。
夢界セクションの職員
- 名前:丹生にう 幸珠こだま
- キャラの個人情報:捉えどころの無い女性。FC職員ではないが夢界など精神空間(サイコメトリーとは少し違う)を視認する事が可能。半存在に片足を突っ込んでる職員。
- 財団雇用までの経歴:幼い頃に山彦に神隠しされた経験がある。蒐集院構成員に奪還されたが、その際に精神の半分が"向こう側"に行ってしまった経緯から異常性を獲得した。
- 財団雇用後の活動:見えない空間が見えるという特性を活かして未解明領域や"道"の発見・検証を担当する。
- キャラにとって主要な出来事:幼少期の神隠し
- 出来事前と後でどう変わったか:判明しにくい異常性から周囲と打ち解けられなかったが、財団フロント企業に就職して定期検査で異常性が判明して就職してから異常なのは自分だけではないという安心感を得た。
- 今の状態について:国内最大級のコレクティブであるNx-87が発見されてからは夢界セクションに移動して夢界を担当している。財団支給の眼鏡の効果もあり、他者の精神世界が見えたり、普通は見えない境界線が見えてしまう事に抵抗感が無くなった。普段は見えないように異常抑制眼鏡を掛けている。
FC職員2名
- 名前:永月ながつき 時雨しぐれ
- キャラの個人情報:4歳の時から眠り続けているオネイロイ。
- 財団雇用までの経歴:異常疾病に掛かり眠り続ける不老の少年。実年齢は二十代後半であり、彼にとって夢界こそ現実であり、現実世界の記憶は既に遠い記憶である。
- 財団雇用後の活動:FC職員として純オネイロイ以外は到達できないマホロバ・リユニオン深層領域の調査など。
- キャラにとって主要な出来事:異常疾病のせいで財団に収容された。カバーストーリーで難病が流布された為に、特殊な方法でも親とも会えず現実世界の家族は来ない起床を願っている。
- 出来事前と後でどう変わったか:財団の収容が無ければ自分は生きて行けず夢界を彷徨う幽霊でしかなかったが、収容されたせいで家族に会えない矛盾を心に秘めている。
- 今の状態について:概ね安定しており人生のほとんどを夢界で過ごした豊富な知識に裏打ちされているが、何らかの原因で極限状態に晒されると幼児退行する可能性が存在する。
- 表向きはオネイロマンサー
- 名前:小室こむろ 龍一りゅういち
- キャラの個人情報:死んでからFC職員になった親財団系超常フリーランス。
- 財団雇用までの経歴:日本各地のフリーマーケットや蚤の市で異常物品を漁って財団に送って小遣い稼ぎをしていた。異常物品や騒ぎを察知するのが上手い人。
- 財団雇用後の活動:夢界でも収容すべき敵対的概念物品や実体の調査及び確保を行っている。
- キャラにとって主要な出来事:ある蚤の市で見つけた中にゼンマイ仕掛けやモーターのない独りでに持ち主の好きな曲を奏で続けるピアノのミニチュア。彼が初めて出会った異常物品であり、彼がコレクターを始めたきっかけ。
- 出来事前と後でどう変わったか:家庭も会社も放棄して異常物品コレクターになった。異常物品を売りさばく中で財団と関係を持ち始めた。
- 今の状態について:むしろ現実世界でのいざこざから解放されて気軽である。デパートに行けば異常物品が気軽に買えるが、それでも骨董品を探すのが辞められないらしい。
いじめ被害者
夢界デパートがいきなり破壊されるシーン(フック)、逃げ惑う住人と夢界描写。
↓
マホロバ・リユニオン
↓
最初に81KKで主人公が隣の奈良県に行けと食堂でお達しされる場面を追加。
↓
サイトの図。
↓
サイトの混乱
↓
夢界解説
↓
Nx-87
↓
討伐パート(夢/現実)
↓
夢想に一番近い市+tttの神様(Nx-87内の事代主神の神社とかそこら辺と絡める)でNx-87の歴史設定開示。
全体的に
最初の項にそれほど魅力を感じなかったので、続きを読もうという気持ちがあまり湧きませんでした。サイト-81DSが何なのか分からないまま、事件だけが進行していくという印象で、物語にスッと入り込めませんでした。(事件の描写を通じて理解してほしいという考えなのかも知れませんが、オネイロイ要素も強いので、両方を同時に処理するのは難しいのではないかと思います) その割には、別の施設やネクサスにリンクを飛ばしていくので、主題が何なのか分かりにくくなってしまっています。
ここの変更案としては、導入をもっと丁寧にやる(用語や概念周りをしっかり解説する)か、もしくは真逆に振り切ってオネイロイ的な胡乱/混沌を全面に押し出してフックにする(第2章の冒頭みたいなことを最初からガンガンやっていく)かといったところでしょうか。
章タイトルが説明的すぎる印象です。もっとシンプルに短文にした方がいいと思います。
例えば
3: 佳境に立たされたエージェントの選択 -> 3: エージェントの選択
の方がいいと感じます
一旦他サイトとの関係性とかは忘れて書いてみてはどうでしょうか。ここまで特にそんな描写もなかったのに「絆の力」とか急に言われても違和感が強いです。まずは主題の81DSにしっかり向き合って設定を練ってみてください。そうすると自ずと、他記事とクロスすると面白い要素がどこなのかも見えてくるのではないかと思います。
ファウンデーション・コレクティブは、個人的には「もう一つの財団」という印象が強いので、現実の財団の指揮系統下に入っているような登場の仕方はあまり好きではありませんでした。
あっさりしすぎで文量が少ないと思いました。背景設定ももっと開示できませんか。「オン・ザ・レーダー」リスペクトだと思うのですが、新しい設定をサイトに導入する一発目なので、それくらいの文量がほしいです。もう一悶着起こせると思います。(最後にちょっとだけ出てくるオネイロイコレクティブ要素を膨らませるとか)
文全体がもっと読みやすくなると嬉しいです。音読をしてみるなどするといいかも知れません。
個別に気になったところ
そこに目的地はあった。→ サイトファイル という順番は、目的地がサイトなのかと思うので避けた方がいいと思います。
ムカデの画像ですが、せっかくボカしが許容される夢イメージ抽出なのですから、もっとインパクトのあるやつをコラ画像として用意できると良いと思います。
また、Nx-87を含めた近隣自治体には[編集済]を筆頭とした宗教的・神学的重要性を持つ領域が多数存在します。サイト-81DSの外交戦略部門はGoI-8189("トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション")など神格実体が関与する団体との折衝を行って下さい。
色々な設定を導入したいという気持ちは理解できますが、この後は特に拾われる要素でもないので、必要かどうかは一度再検討してみるのもいいでしょう。書くなら拾いたいですし、拾えないなら書かない方がいいと思います。 (そもそもネクサスが奈良県にあること自体が何か特別な効果を意図しているのでしょうか。特にないならもっと使いやすい場所があるかも知れません)
Nx-87の異常な性質として、住民における夢界の自立性オネイロイ保持率がほぼ100%な点です。
ここなど、主述のねじれが度々みられます。書き言葉として自然ではない文も多いと感じました。全体的な見直しをお願いします。
夢界とのフリックポイント
夢界って形而上的なもののイメージがあったので、現実とホイホイ行き来できるというのは何か違うなあという印象はあります。
公認ゆめキャラBOT
画像があった方が嬉しいです。
オネイロイをよく知らないので良くない批評になってしまいますが、かなり読者を選ぶなという印象がありました。というのも、オネイロイに対して知識を持っていることが前提となる描写が多々見られるためです。私はそちらの方面には明るくないため、少なくとも私には向いていないなと思いました。なので評価はNvです。
それとは別に、物語の流れがよく分かりませんでした。
1.クラス39人の意識不明
2.夢界におけるムカデの発生、鎮圧
3.不登校生徒が原因らしい、よくわからないけど解決
4.実は黒幕がいたらしいよ
という印象でした。
特に3.が一度に処理されているために強い混乱を覚えました。不登校生徒が何故こんなことができたのかが全く分からない。ここで飲み込めずに困っているところで、即座に意識不明生徒の肉体-シャドウ接続成立への賭けが行われたことが通達されます。ここの展開はもっと文字数増やしてほしかったです。私の知識不足は勿論として、ムカデを夢界流出領域に引き摺り出すことと肉体-シャドウ接続が確立されたことには何の因果関係があるのでしょうか。
振り返って見るに、2.において「現実の子供たちは……」と言い淀んでいることからムカデが39名のシャドウを材料にしているということだと理解しましたが、言い淀まずに仮説を断言して欲しかったです。
私のオネイロイへの無知とは関係がないところで、かなり描写が足りていないように思いました。
/* source: http://ah-sandbox.wikidot.com/component:collapsible-sidebar-x1 */
#top-bar .open-menu a {
position: fixed;
bottom: 0.5em;
left: 0.5em;
z-index: 15;
font-family: san-serif;
font-size: 30px;
font-weight: 700;
width: 30px;
height: 30px;
line-height: 0.9em;
text-align: center;
border: 0.2em solid #888 !important;
background-color: #fff !important;
border-radius: 3em;
color: #888 !important;
text-decoration: none!important;
}
@media (min-width: 768px) {
.mobile-top-bar {
display: block;
}
.mobile-top-bar li {
display: none;
}
#main-content {
max-width: 708px;
margin: 0 auto;
padding: 0;
transition: max-width 0.2s ease-in-out;
}
#side-bar {
display: block;
position: fixed;
top: 0;
left: -25em;
width: 17em;
height: 100%;
background-color: rgb(184, 134, 134);
overflow-y: auto;
z-index: 10;
padding: 1em 1em 0 1em;
-webkit-transition: left 0.5s ease-in-out 0.1s;
-moz-transition: left 0.5s ease-in-out 0.1s;
-ms-transition: left 0.5s ease-in-out 0.1s;
-o-transition: left 0.5s ease-in-out 0.1s;
transition: left 0.5s ease-in-out 0.1s;
}
#side-bar:after {
content: "";
position: absolute;
top: 0;
width: 0;
height: 100%;
background-color: rgba(0, 0, 0, 0.2);
}
#side-bar:target {
display: block;
left: 0;
width: 17em;
margin: 0;
border: 1px solid #dedede;
z-index: 10;
}
#side-bar:target + #main-content {
left: 0;
}
#side-bar:target .close-menu {
display: block;
position: fixed;
width: 100%;
height: 100%;
top: 0;
left: 0;
background: rgba(0,0,0,0.3) 1px 1px repeat;
z-index: -1;
}
}
:root {
--timeScale: 1;
--timeDelay: 0s;
}
/* Converting middle divider from box-shadow to ::before pseudo-element */
.anom-bar > .bottom-box { box-shadow: none!important; }
.anom-bar > .bottom-box::before {
position: absolute;
content: " ";
width: 100%;
height: 0.5rem;
background-color: rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12));
transform: translateY(-0.74rem);
}
/* DIVIDER */
.anom-bar > .bottom-box::before {
animation-name: divider;
animation-duration: calc(0.74s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.1s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.32,.38,.39,.94);
animation-fill-mode: backwards;
}
/* CLASSIFIED LEVEL BARS */
div.top-center-box > * {
animation-name: bar;
animation-duration: calc(0.45s * var(--timeScale));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: ease-out;
animation-fill-mode: backwards;
}
div.top-center-box > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.2s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.32s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.45s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(4) { animation-delay: calc(0.61s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(5) { animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(6) { animation-delay: calc(0.95s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
/* TOP TEXT */
div.top-left-box, div.top-right-box {
clip-path: polygon( 0% -50%, 150% -50%, 150% 100%, 0% 100%);
}
div.top-left-box > *, div.top-right-box > * {
position: relative;
animation-name: bottomup;
animation-duration: calc(0.65s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: ease-out;
animation-fill-mode: backwards;
}
/*-----------------------------------*/
/*-----------------------------------*/
/* CONTAINMENT, DISRUPTION, RISK CLASSES */
div.text-part > * {
clip-path: polygon( 0% 0%, 100% 0%, 100% 100%, 0% 100%);
animation-name: expand2;
animation-duration: calc(0.5s * var(--timeScale));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
animation-fill-mode: backwards;
}
div.text-part > :nth-child(1) {
animation-name: expand1;
}
div.text-part > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.text-part > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.text-part > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.86s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.main-class::before, div.main-class::after {
animation-name: iconslide;
animation-duration: calc(0.45s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.8s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
animation-fill-mode: backwards;
}
/* BOTTOM TEXT */
div.main-class > *, div.disrupt-class > *, div.risk-class > * {
white-space: nowrap;
animation-name: flowIn;
animation-duration: calc(0.42s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: ease-out;
animation-fill-mode: backwards;
}
/*-----------------------------------*/
/*-----------------------------------*/
/* DIAMOND */
div.arrows {
animation-name: arrowspin;
animation-duration: calc(0.7s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
animation-fill-mode: backwards;
}
div.quadrants > * {
animation-name: fade;
animation-duration: calc(0.3s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(1.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
animation-fill-mode: backwards;
}
div.top-icon, div.right-icon, div.left-icon, div.bottom-icon {
animation-name: nodegrow;
animation-duration: calc(0.4s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(1.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
animation-fill-mode: backwards;
}
div.diamond-part {
clip-path: polygon( -10% 0.37%, 120% 0.37%, 120% 100%, -10% 100%);
animation-name: diamondBorder;
animation-duration: calc(0.8s * var(--timeScale));
animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
animation-iteration-count: 1;
animation-timing-function: cubic-bezier(.32,.38,.39,.94);
animation-fill-mode: backwards;
will-change: box-shadow;
}
/* MOBILE QUERY */
@media (max-width: 480px ) {
.anom-bar > .bottom-box::before {
display:none;
}
.anom-bar > .bottom-box {
box-shadow: 0 -0.5rem 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12))!important;
}
div.top-center-box > * {
animation-name: bar-mobile;
animation-duration: calc(0.9s * var(--timeScale));
}
div.top-center-box > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.1s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.2s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.3s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(4) { animation-delay: calc(0.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(5) { animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(6) { animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
}
/*--- Motion Accessibility ---*/
@media screen and (prefers-reduced-motion: reduce) {
div.anom-bar-container { --timeScale: 0!important; }
}
/*-------------------------*/
@keyframes divider {
from { max-width: 0%; }
to { max-width: 100%; }
}
@keyframes bar {
from { max-width: 0%; }
to { max-width: 100%; }
}
@keyframes bar-mobile {
from { max-height: 0%; }
to { max-height: 100%; }
}
@keyframes bottomup {
from { top: 100px; }
to { top: 0; }
}
@keyframes expand1 {
from { opacity: 0; clip-path: inset(0 calc(100% - 0.75rem) 0 0); }
to { opacity: 1; clip-path: inset(0); }
}
@keyframes iconslide {
from { opacity: 0; transform: translateX(-5rem); }
to { opacity: 1; transform: translateX(0); }
}
@keyframes expand2 {
from { opacity: 0; width: 1%; }
to { opacity: 1; width: calc(100% - 0.25rem); }
}
@keyframes fade {
from { opacity: 0; }
to { opacity: 1; }
}
@keyframes flowIn {
from { opacity: 0; transform: translateY(20px); }
to { opacity: 1; transform: translateY(0); }
}
@keyframes arrowspin {
from { clip-path: circle(0%); transform: rotate(135deg); }
to { clip-path: circle(75%); transform: rotate(0deg); }
}
@keyframes nodegrow {
from { transform: scale(0);}
to { transform: scale(1);}
}
@keyframes diamondBorder {
from { box-shadow: -0.5rem -20rem 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12)); }
to { box-shadow: -0.5rem 0 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12)); }
}
/*
BLANKSTYLE CSS
[2021 Wikidot Theme]
By Placeholder McD and HarryBlank
Based on:
Paperstack Theme by EstrellaYoshte
Penumbra Theme by EstrellaYoshte
Edited by iti119 for SCP-JP
*/
@import url('https://fonts.googleapis.com/css2?family=Montserrat:ital,wght@0,800;1,800&display=swap');
#page-content { font-size: 0.8rem; }
#main-content {
top: -1.6rem;
padding: 0.2em;
}
div#container-wrap {
background-image: none;
}
div#header {
background-image: none;
}
#header h1, #header h2 { margin-left: 0; float: none; text-align: center; }
#header h2 { margin-top: 0.5rem; }
#header h1 span, #header h2 span { font-size: 0; display: none;}
#header h1 a::before, #header h2::before {
color: #000;
letter-spacing: 1px;
font-family: 'Montserrat', verdana, arial, helvetica, sans-serif !important;
text-shadow: none;
}
#header h1 a::before {
content: var(--header-title, "R\0026 C SITE-43");
font-weight: 400;
font-size: 1.3em;
}
#header h2::before {
content: var(--header-subtitle, "SUBVERTING COMMON PRACTICE");
font-weight: 700;
font-size: 1.2em;
}
@media (max-width: 707px) {
#header h1 a::before {
font-size: 1.6em;
}
}
#login-status,
#login-status a {
color: #333333;
}
#page-title {
display: none;
}
#footer, #footer a {
background: transparent;
color: #333333;
}
#search-top-box-input,
#search-top-box-input:hover,
#search-top-box-input:focus,
#search-top-box-form input[type=submit],
#search-top-box-form input[type=submit]:hover,
#search-top-box-form input[type=submit]:focus {
border: none;
background: #333333;
box-shadow: none;
border-radius: 0px;
color: #efefef;
}
#search-top-box input.empty {
color: #999999;
}
#search-top-box {
top: 2.3rem !important;
right: 8px;
}
#top-bar {
display: flex;
justify-content: center;
right: 0;
top: 7.9rem;
}
#top-bar, #top-bar a {
color: #333333;
}
h1,
h2,
h3,
h4,
h5,
h6 {
font-family: 'Montserrat', verdana, arial, helvetica, sans-serif;
color: #000;
letter-spacing: 1px;
}
h1 {
font-size: 2em;
}
h2 {
font-size: 1.45em;
}
div#extra-div-1 {
height: 160px;
width: 100%;
top: 0;
position: absolute;
background: url('http://scp-jp-storage.wdfiles.com/local--files/file:5722815-45-51f1/43Head.png');
background-size: contain;
background-repeat: no-repeat;
background-position: 50% 50%;
z-index: -1;
}
@media (max-width: 707px) {
div#extra-div-1 {
top: 15px;
}
}
body {
background-image: linear-gradient(to bottom, #e0e0e0, #e0e0e0 90px, #e0e0e0 90px, #ffffff 200px, #ffffff 200px, #ffffff 100%);
background-repeat: no-repeat;
}
:root {
--timeScale: 1.5;
--timeDelay: 1.5s;
--posX: calc(50% - 358px - 13rem);
--fnLinger: 1s;
}
#page-content hr {
background-color: #000;
}
#page-content tr th {
padding: 6px;
border: #000 1px solid;
}
#page-content tr td {
padding: 12px;
border: #000 1px solid;
line-height: 1.4;
}
#page-content .sidebox tr td,
#page-content .sidebox tr th {
padding: 0.35em;
}
#side-bar {
border-right: 1px solid #333;
background: #DDD;
}
#side-bar .side-block {
border: 1px solid #333;
border-radius: 0;
box-shadow: none;
background-color: #FDF6D7;
}
#top-bar div.open-menu a {
border: 1px solid #333 !important;
border-radius: 0;
box-shadow: none;
}
@media (max-width: 767px) {
#side-bar:target {
border: 1px black;
box-shadow: none;
}
}
#page-content .creditRate{
margin: unset;
margin-bottom: 4px;
}
#page-content .rate-box-with-credit-button {
background-color: #ffffff;
border: solid 1px #000;
box-shadow: none;
border-radius: 0;
}
#page-content .rate-box-with-credit-button .fa-info {
border: none;
color: #333333;
}
#page-content .rate-box-with-credit-button .fa-info:hover {
background: #333333;
color: #ffffff;
}
.rate-box-with-credit-button .cancel {
border: solid 1px #ffffff;
}
/* ---- PAGE RATING ---- */
.page-rate-widget-box {
box-shadow: none;
border: solid 1px #000;
margin: unset;
margin-bottom: 4px;
border-radius: 0;
}
div.page-rate-widget-box .rate-points {
background-color: #ffffff;
color: #333333;
border: none;
border-radius: 0;
}
.page-rate-widget-box .rateup,
.page-rate-widget-box .ratedown {
background-color: #ffffff;
border-top: none;
border-bottom: none;
}
.page-rate-widget-box .rateup a,
.page-rate-widget-box .ratedown a {
background: transparent;
color: #333333;
}
.page-rate-widget-box .rateup a:hover,
.page-rate-widget-box .ratedown a:hover {
background: #333333;
color: #ffffff;
}
.page-rate-widget-box .cancel {
background: transparent;
background-color: #ffffff;
border: none;
border-radius: 0;
}
.page-rate-widget-box .cancel a {
color: #333333;
}
.page-rate-widget-box .cancel a:hover {
background: #333333;
color: #ffffff;
border-radius: 0;
}
#page-content .rate-box-with-credit-button .page-rate-widget-box { border: none; }
.anchor {
position: sticky;
height: 0;
top: 0;
}
.sidebox {
padding: .14rem;
margin-top: 0;
margin-bottom: 8px;
width: calc((100vw - 870px)/2);
max-height: calc(100vh - 18rem);
position: absolute;
top: 0;
left: 103.5%;
z-index: 5;
overflow: auto;
box-sizing: border-box;
}
@media (max-width: 1290px) {
.sidebox {
display: none;
visibility: hidden;
}
}
.scp-image-block {
box-shadow: none;
}
/* ---- YUI TAB BASE ---- */
.yui-navset .yui-nav a,.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav a{background-color:inherit;background-image:inherit}.yui-navset .yui-nav a:hover,.yui-navset .yui-nav a:focus{background:inherit;text-decoration:inherit}.yui-navset .yui-nav .selected a,.yui-navset .yui-nav .selected a:focus,.yui-navset .yui-nav .selected a:hover{color:inherit;background:inherit}.yui-navset .yui-nav,.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav{border-color:inherit}.yui-navset li{line-height:inherit}
/* ---- YUI TAB CUSTOMIZATION ----*/
.yui-navset .yui-nav,
.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav{
display: flex;
flex-wrap: wrap;
width: calc(100% - .125rem);
margin: 0 auto;
border-color: #333333;
box-shadow: none;
}
.yui-navset .yui-nav a, /* ---- Link Modifier ---- */
.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav a{
color: #333333;
/* ---- Tab Background Colour | [UNSELECTED] ---- */
background-color: #efefef;
border: unset;
box-shadow: none;
box-shadow: none;
}
.yui-navset .yui-nav a:hover,
.yui-navset .yui-nav a:focus{
color: #ffffff;
/* ---- Tab Background Colour | [HOVER] ---- */
background-color: #333333;
}
.yui-navset .yui-nav li, /* ---- Listitem Modifier ---- */
.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav li{
position: relative;
display: flex;
flex-grow: 2;
max-width: 100%;
margin: 0;
padding: 0;
color: #ffffff;
background-color: #ffffff;
border-color: transparent;
box-shadow: none;
}
.yui-navset .yui-nav li a,
.yui-navset-top .yui-nav li a,
.yui-navset-bottom .yui-nav li a{
display: flex;
align-items: center;
justify-content: center;
width: 100%;
}
.yui-navset .yui-nav li em{
border: unset;
}
.yui-navset .yui-nav a em,
.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav a em{
padding: .35em .75em;
text-overflow: ellipsis;
overflow: hidden;
white-space: nowrap;
}
.yui-navset .yui-nav .selected, /* ---- Selection Modifier ---- */
.yui-navset .yui-navset-top .yui-nav .selected{
flex-grow: 2;
margin: 0;
padding: 0;
/* ---- Tab Background Colour | [SELECTED] ---- */
background-color: #333333;
}
.yui-navset .yui-nav .selected a,
.yui-navset .yui-nav .selected a em{
border: none;
}
.yui-navset .yui-nav .selected a{
width: 100%;
color: #ffffff;
}
.yui-navset .yui-nav .selected a:focus,
.yui-navset .yui-nav .selected a:active{
color: #ffffff;
background-color: #333333;
}
.yui-navset .yui-content {
background-color: #ffffff;
box-shadow: none;
}
.yui-navset .yui-content,
.yui-navset .yui-navset-top .yui-content{
padding: .5em;
border: 1px solid #333;
box-sizing: border-box;
}
/*---- SCROLLBAR ----*/
::-webkit-scrollbar {
width: 10px;
}
::-webkit-scrollbar-track {
background: #FFF;
border-left: 1px solid #333;
}
::-webkit-scrollbar-thumb {
background: #CCC;
border: #333 1px solid;
}
::-webkit-scrollbar-thumb:hover {
background: #EEE;
}
/*---- CENTER IMAGES ON MOBILE courtesy of EstrellaYoshte and PeppersGhost ----*/
.imagediv {
float: right;
margin: 15px
}
@media (max-width: 540px) {
.imagediv {
float: none;
text-align:center;
margin: auto;
}
}
@media only screen and (max-width: 600px) {
.scp-image-block.block-right{
float: none;
margin: 10px auto;
}
}
/*---- ACS-COLORED TABLE DIVS ----*/
#page-content .table1 tr th,
#page-content .table1 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: #D7EFE7;
}
#page-content .table2 tr th,
#page-content .table2 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: #D8ECF4;
}
#page-content .table3 tr th,
#page-content .table3 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: #FDF6D7;
}
#page-content .table4 tr th,
#page-content .table4 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: #FFDABF;
}
#page-content .table5 tr th,
#page-content .table5 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: #F5D8E0;
}
#page-content .table6 tr th,
#page-content .table6 .scp-image-block .scp-image-caption {
background-color: rgba(146, 0, 255, 0.2);
}
.tableb .wiki-content-table {
border-collapse: separate;
border-spacing: 2px;
}
.tableb .scp-image-block {
border: none;
}
.tableb .scp-image-block img {
border: #000 1px solid;
box-sizing: border-box;
}
.tableb .scp-image-block .scp-image-caption {
margin-top: 2px;
border: #000 1px solid;
box-sizing: border-box;
}
.top-left-box > .item {
display: none;
}
/* ---- WORDS NO LONGER BROKEN, THE CROQUEMBOUCHE HAS SPOKEN ---- */
span, a { word-break: normal !important }
.avatar-hover { display: none !important; }
#breadcrumbs, .pseudocrumbs {
text-align: center;
padding-top: 10px;
}
#main-content .page-tags span {
max-width: 100%;
}
/* -- FANCY THINGS from Woedenaz's Dustjacket Theme -- */
#page-content .fancyhr hr {
border-top: 2vw solid transparent;
background-color: rgba(var(--bright-accent), 0);
height: 0;
box-sizing: border-box;
border-image-source: url('http://scp-jp-storage.wdfiles.com/local--files/file:5722815-46-ec6z/wl_hr.png');
border-image-repeat: round round;
background: none;
border-image-slice: 80 500 80 500 fill;
border-image-width: 10em 80em 10em 80em;
}
#page-content .fancyborder {
box-sizing: border-box;
border: 2vw solid rgba(0,0,0,0.5);
border-image: url('http://scp-jp-storage.wdfiles.com/local--files/file:5722815-47-mqmb/wl_border.png') 600 round;
border-image-width: 6;
padding: 2vw;
}
/*---- Localization for JP ----*/
/* Rate Module */
#page-content div.page-rate-widget-box .rate-points {
font-family: verdana,arial,sans-serif;
font-size: 0.8rem;
}
.creditRate .page-rate-widget-box .cancel a {
display: inline-flex;
align-items: center;
justify-content: center;
height: 16px;
padding: 2px 5px;
box-sizing: border-box;
color: #333333;
}
.creditRate .page-rate-widget-box .cancel a:hover {
color: #ffffff;
}
/* Credit Module */
#page-content .creditRate.creditModule .rate-box-with-credit-button {
border: none 0;
}
#page-content .creditRate.creditModule .rate-box-with-credit-button .page-rate-widget-box {
border: solid 1px #000;
margin-bottom: 0;
}
.creditRate.creditModule .rate-box-with-credit-button .creditButton {
display: inline-flex;
width: 20px;
height: 18px;
background: #ffffff;
border-color: #000;
border-radius: 0;
box-shadow: none;
}
.creditRate.creditModule .rate-box-with-credit-button .creditButton a {
display: inline-flex;
align-items: center;
justify-content: center;
width: 20px;
height: 16px;
}
/* Info Module */
.creditRate:not(.creditModule) .rate-box-with-credit-button .creditButton {
width: auto;
background: none;
border: none 0;
border-radius: 0;
box-shadow: none;
}
.creditRate:not(.creditModule) .rate-box-with-credit-button .creditButton p a {
display: inline-flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 16px;
padding: 0;
}
/* Side Bar */
#side-bar {
display: grid;
grid-template-areas:
"a"
"a"
"a"
"a"
"red"
"blue"
"b"
"b";
}
#side-bar .side-block[style="background-color: #a7dba2;"] {
background: #D7EFE7 !important;
}
#side-bar .side-block[style="background-color: #e5e5ff;"] {
background: #D8ECF4 !important;
grid-area: blue;
}
#side-bar .side-block[style="background-color: #fff0f0;"] {
background: #F5D8E0 !important;
grid-area: red;
}
#side-bar .side-block[style="background-color: #f0f0f0;"] {
background: #FFFFFF !important;
}
@media (max-width: 767px) {
#side-bar:target {
display: grid;
width: 19em;
}
}
@media (min-width: 768px) {
#side-bar:target {
display: grid;
width: 19em;
border: none 0;
border-right: solid 1px #333;
}
#side-bar:target .close-menu {
margin-left: 21em;
opacity: 0;
}
}
#side-bar hr {
margin-top: 0;
}
クレジット
夢も現も全て真
CC BY-SA 4.0宣言:
本記事は、CC BY-SA 4.0ライセンスの下で提供されます。これに加えて、本記事の作成者、著者、翻訳者、または編集者が著作権を有するコンテンツは、別段の定めがない限りCC BY-SA 3.0ライセンスが付与されており、同ライセンスの下で利用することができます。
「コンテンツ」とは、文章、画像、音声、音楽、動画、ソフトウェア、コードその他の情報のことをいいます。
1: 涼海デパート地上325階
朝。一般的なデパートが客足が薄いと嘆く時間。このデパートでは理由が少し異なる。ガラス越しに遥か下界を伺っても、まばらに歩行者が確認できるのみ。文字通り世界に人がいないのだ。理由は単純、ここは夢の世界にあるデパートであり、大部分の住人は眠る夕方から夜しか訪れない。幾ら営業時間がとっくの昔に取り払われたとは言え、こんな朝からぶらつく人がいるのならば、それは不健康な夜型人間か或いは
もはや現実世界を離れてここにしか存在できない人だろう。
コレクティブの中枢を凌雲する超巨大デパート、325階の時計売り場に響く整然とした秒針の音色が心地よい。
夜空を思わせる暗い色調のインテリアに恒星のような電球が幾つも浮かび、店内に並ぶ時計たちを照らしていた。完全に液状化したダリの柔らかい時計、液状化した虚無に銀河の星屑が落ちる砂時計、空中をピチピチと飛び跳ねながら時刻を告げる魚時計。商品の1つ1つが蚤の市を漁って1品見つかれば上出来の異常工芸品であった。財団とつるんで超常フリーランスとして日銭を稼いでいた生前の自分が見れば垂涎物だろう。
「おや、ユキダルマさんも時計をお求めですか。"目覚まし時計"なら先日いい商品が入荷したんですよ」
「いえ、私にはもう"目覚まし時計"は必要ないのでね。それよりこの夢海貯水タンク産地直送の魚時計をもう少し安く買いたいんですが」
ユキダルマという名前にはまだ慣れない。夢の世界 夢界での名前よりも小室こむろ 龍一りゅういちがしっくり来るが慣れるしかないだろう。生きていた頃の癖でついネクタイを捻じる代わりにマフラーを捻じる癖も直していかないとなと中で雷を鳴らす電球頭の店主と値切り勝負をしながら考えていた。
肉体持ちには必需品の"目覚まし時計"も純粋なオネイロイには必要ない。自宅のコレクションを狙う面倒な輩から、しつこく引っ越し先を特定してくる元妻と息子まで。むしろこっちの世界の方が自分の枷もなく自由に思えた。財団の距離は昔よりももっと近くなってはしまったが、肉体的にも精神的にも開放された気持ちである。
耳障りな異音。将来に思いを馳せている思考を遮る正体は何だと周囲を見渡すと、高速回転するような異音の正体に気付く。周囲を見渡せば砂時計も、日時計も、星時計も、魚時計もあらゆる時計が出鱈目に針を巡らせていた。このような夢環境の急速改変の後に何が起きるか、知識としては得ているが混乱から固まる雪頭を動かし電球に向かって叫ぶ。
「地上まで降りろ、化け物が来るぞ!」
「そんな、急に言われても準備が!」
「またこの店に行きたいんだ、ならもう分かるだろう」
感情と連動してか電球内に雷鳴が光った瞬間に耳を劈く轟音。それの正体が隣の空き店舗の空間を圧壊させながら出現した天井の高さはあろうムカデである事に気付くのに時間が要らなかった。
「向こう側の財団にも報告だな…」
ただ左右に顎を振るだけで商品も店舗も粉砕する巨怪を前にして、避難経路と逃走経路を脳裏で構築していた。まったく、どこがあっちの財団よりも安全だという話だ。
補足情報:
・出すべき情報:マホロバ・リユニオンがどんな場所か、キャラクターがFC職員になったばかりで純粋なオネイロイであること
・書くべきシーン:時計売り場で商品を眺めていたら、急にムカデが来た
・キャラクターに持たせる変化 :財団職員に平穏はない
Mahoroba Reunion
(仮置きの市徴)
接続された意識
“夢も現も全て真”
クロウラー: 公認ゆめキャラBOT | クエリー: 地方移住のススメ | サーチ: 積読情報館
付属フィルター | アンド ノット: 起床後の詮索 | 保留: おやすみ
マホロバ・リユニオン(Mahoroba Reunion)、通称マホロバは真秀市民を由来とする集合意識です。中心都市は旧涼海デパート跡地であり、閉店後も自発的な上方向への増改築と無尽蔵な出店が進行しており、住民の居住地兼憩いの場でありながら首都機能も保有しています。
マホロバ・リユニオンは現実世界の真秀市の多分な誇張と復元模型を含むカリカチュアから構成されています。同市の過去/現在/未来がパッチワーク状に結合した積層都市の構造をしていますが、構成要素が全て真秀市由来なので九龍城めいた外観に反して非常に安定しています。
マホロバ・リユニオンは単一個人の潜在意識領域のみに属しており、一般的な零細コレクティブ同様に州を有していません。従って通常のコレクティブのように首都が存在せず、中心都市も単純にコレクティブ内で最も居住者が多い場所以上の意味を持っていません。
しかしながら、現在までに当該ホストは「真秀市在住の匿名人物」であるという情報以外が一切開示されておらず、マホロバの集合的無意識はそれらに関連するあらゆる問い合わせへの回答を拒否し続けています。
純オネイロイの生き字引が語る昔話によれば当コレクティブは最低でも数百年の歴史を持ち、そのホストは人間ではなく恐らく真秀市の土地そのものとする伝承も噂されていますが、真偽は明らかになっていません。
住民が肉体持ちばかりのマホロバ・リユニオンは現実世界の真秀市住民にとって第二の故郷としての役割を果たしています。住民の大部分が揺り籠から墓場までをこのコレクティブで過ごすので、他所のコレクティブに観光旅行する住民はいても、わざわざ移住する住民はごく一部に限られます。
マホロバ・リユニオンはレトロモダン的不定形です。地形という例外を除けば、建造物や物品が内包する表象及び概念は住民の意思とは関係なく、共鳴性可換時系列上に並んでいます。追憶という形で析出する存在は、しばしば意味論的揺らぎから元の表象と概念が時間の軛すら越えて漂流し、住人にとってすら未知の存在に変貌します。現実世界の真秀市に存在する概念や存在が、時系列を無視して夢界に輸入され、その時に本来の形から大きく逸脱した完全に未知の存在でも、居住したり使用するには然したる問題ではなく、住民は新規概念の創出として物理的改変現象を肯定的に捉えています。
全てのシャドウがアクセス可能で、訪れる度に千変万化する観光名所を目当てとした一時滞在者も多く確認されています。しかしながら、マホロバ・リユニオンでは時折、夢界が形而下に流出する現象が確認されています。もしオネイロイが夢界から手立て無しに脱出してしまうと、消滅してしまう可能性が危惧されています。周囲の風景が曇って詳しく見えず全身に不自然な痛みを感じる場所を発見したら、その場からすぐに離れてマホロバ市役所に通報するといいでしょう。職員がすぐに駆け付けて、夢空間の安全性を復旧してくれます。
マホロバ・リユニオン
中心都市
旧涼海デパート跡地
公用語
日本語
関西弁
真秀弁
校歌斉唱
民族構成(2011):
85.6% 肉体持ち
10.8% 一時滞在者
2.3% ノンコン
1.4% 自由な意識
その他、信仰対象
住民の呼称:
まほろば市民ユートピアン
政府:
自由民主制
時間経済:
1日 = Chillwaveのプレイリスト
現実:
ベッドタウン
心理学:
レトロフューチャー
特権階級:
一億総中流
移民の状態:
Open
脱出者の状態:
Uターン推奨
Last Edited 11:23AM MRCO by THE NEON
[VIEW EDITS] [HISTORY] [COMMENTS]
2: YOUは何しに真秀へ?
ネクサス
つまるところの異常領域は近畿圏に多数存在する。暗躍する要注意団体のせいか、或いは古から神話伝承の舞台になっていたからか。大量の仮説に埋もれながらも真相は未だに藪の中。それ故にネクサスに対処すべく様々な場所にサイトが立てられ、彼女の目の前に古びた市役所として存在していた。立ち入り禁止の文言が書かれた扉を渡された鍵で開けて階段を下る。地上の庁内案内板には記載されていない地下1階
今回の目的地はここだ。
「サイト-81KKから配属された太秦うずまさです」。何もかも決まりきった定型。人事担当に挨拶され、専門家として活動する。ネクサスでの活動は未踏の山に計画を立てて、慎重にリスクを見極めながら登頂するような物と以前所属していたサークル活動になぞらえて思っていた。しかし、この市は麓からあっさり頂上が見える程に平凡過ぎた。夢の世界とやらが異常だと言えども、実際に地を足で踏めないのなら普通の田舎と遜色ない。
鯖の味噌煮を箸でほぐす。甘めの味付け、個人的には好みである。81KKと提携している財団サイトとの説明を聞いてやってきたが、財団サイトの規模と同様に食堂もこじんまりとしていた。よく言えば素朴な、昭和の匂いが染み付いた空間。
「田舎のサイトの新人向けオリエンテーションはそれ相応なんです?丹生研究員」
白髪の女性は目の前でずっと一定のペースできつねうどんを啜っていた。故障中か冷房の効きが弱く残暑が室内に忍び込む中でも長袖のブラウスを着て、汗を1滴もかく様子もなく汁まで完飲する姿はミステリアスと形容していいのか悩ましかった。このどこかフランス人形を想起させる彼女こそが夢界学の専門家らしい。
「ちゃんと後で補足するから安心して、夢や夢界のこともちゃんと説明するしね」
「じゃあ、どんな場所なんです?このサイトがカバーしてる夢界ってのは」
「ファンタスティックでカオスでナンセンスな場所かな。例えば飛行機は飛んでないけど滑走路があって、回生列車の始発駅が駅舎じゃなくて滑走路だったりね」
「…意味不明さだけは理解しました」
少なくとも今朝の夢は覚えていないぐらい夢について何も知らない。まあ明晰夢の見方でも教えて貰えればいいなとその時は考え、12分前に聞いた夢界と繋がってしまった廃屋や崩落トンネルの方に思考が移っていた。
「まあ来たばかりで不安だろうけど安心して。またすぐに会えるから」
首を傾げる自分をよそに、熱々緑茶を啜り終えた赤い眼鏡の同僚はそそくさと立ち去る。そもそも私の前任はどうして左遷されたんだ?どうせ同じサイトで今すぐ会えるのに?ポンポンと湧き出て尽きない疑問と喉に刺さった鯖の骨がずっと残っていた。
補足情報:
・出すべき情報:ネクソロジーセクションって何をするの?、どうして主人公が行かなければならないのか
・書くべきシーン:81KKで食事をする葵、そこに来た人、自分の過去を振り返る
・キャラクターに持たせる変化 :夢界だから行けないけど楽しみやね…一般自治体でキャメロットか…
SCP財団 保安施設ファイル
正式名称: SCP財団 日本国 奈良真秀 夢界研究・収容施設
サイト識別コード: JPNRMH-Site-81DS
設立年: 2000年
設立管理官: 翁鳥おうとり 葛羽くずは
現サイト管理官: 同上
場所: 日本国 奈良県 真秀まほ市(Nx-87)
カバーストーリー: 真秀市役所 (現実世界) / マホロバ市役所 (夢界内部)
サイト機能: Nx-87の調査・抑制及び、夢界関連アノマリーの研究・収容
サイズ: 延床面積 約5,500m2 (現実世界) / 390mi2 (夢界内部)
3: 2014/09/01(Mon), 09:17, Site-81DS
「はい、はい。カバーストーリーは"屋外全校朝礼中の熱中症"を流布して下さい」
「搬送先のまほろば総合クリニックに至急機動部隊を、校内のエージェントは現地調査を続行でお願いします」
隣の大阪府のサイト サイト-81KKから移動した彼女は思わず顔を顰める。籍を置いてから数日間は平穏だったサイトも、今は鳴り響く無線通信音と慌ただしい足音で見る影も無かった。
ネクサス内で発生した異常事案の原因として真っ先に疑われるのは、ネクサスの異常性そのものとの関係だ。神音町でランニング中の住民が頭部破裂で即死すれば真っ先に呪詛事象が疑われるように、市立中学校の3年B組39名が一斉に意識を喪失すれば疑われるのは夢界であった。
職員達が凝視する先には39名の顔写真が貼られたホワイトボードがあった。夢イメージ抽出機による意識不明生徒の解析結果が1枚2枚と貼られるにつれて彼らの顔は険しくなっていく。39名全てのシャドウが確認できなかった どうやら夢界で危険な状態に巻き込まれたことは確からしい。残暑にも関わらず寒さすら感じるまでに冷房の効いた会議室で、拭っても拭っても溢れ出る脂汗に太秦は嫌気が差していた。
「事は一刻を争います。機動部隊OP"ノーデンス"は現地調査を、夢界部門はシャドウの位置特定を、エージェントは現実世界での調査を行って下さい。被害者の意識が霧散する前に、助け出さねばなりません」
管理官の力強い言葉に呼応して、蜘蛛の子のように現地に散らばる職員に混じりバンに乗り込み市役所を出た。
「政田先輩、真秀中まで後何分程度でしょうか」
「いや、違うぞ」
「違う?」
「3年B組は40名なんだよ、校内のエージェント曰く不登校の1名は巻き込まれなかったらしい。これを偶然とあんたは捉えるか?」
鋭い眼光の先には古惚けた団地があり、停車するや否やそそくさと「家庭支援課 坂本哲哉」と銘打たれたバッチを身に着け、扉を開けた。陽炎が揺らめくアスファルト道路の向こう、そこに目的地はあった。
補足情報:
・出すべき情報:FCと81DSの絶妙な関係性(81KKと逆転消失論の裏部門との距離よりは近い)
・書くべきシーン:混乱する現場、平穏の裏で蠢く悪意
・キャラクターに持たせる変化 :やっぱり平穏な財団サイトってのは存在しないわ
4: 眠れど世界は続く
水面越しに見上げる三原色光はゆらゆらと朧気だった。全身が黒い液体に水没している。
前後不覚のまま私は水面から飛び起きた。何度も咳き込み水を吐こうとしても響くのは甲高い音色。違和感。サイト移動初日の疲れからベッドにダイブした後の記憶が無い。やっと鮮明化した視界には黒い湖と思っていた単なるバスタブがあり、自分の肉体はなく人間大のリコーダーがあった。
場所を訊く相手すらいない。依然として現在地不明。異常空間に転移してしまったか。少なくとも白い棺桶じみた箱から出ないことには始まらないと縁に手を掛けると、カツカツと床を叩く音が耳に届く。少なくとも足音ではない、緩慢なペースで鳴る怪音。
細い棒が暗闇から出てくる、頭上の光のお陰でやっと視認できた。閉じた黒い傘。模様を見るに恐らく日傘。
「お目覚めですか?太秦さん」
「その声は…丹生さんでしょうか。ここはどこで、どうして私はここにいるんですか」
日傘…いや彼女はサイトで聞いた同じ声。異常空間でオリエンテーションを始めるとでも言うか。
次元サイトDimensional Site-745はマホロバ市役所の地下部に位置する。
「ここは夢界にあるファウンデーション・コレクティブ。現実側の財団とはコインの如く表裏一体である夢中の財団。それだけでは分からないでしょうから詳しく説明してきましょう」
「助かります、それで夢界って何なのですか」
いつの間にか開いてクルクルと回っている日傘に疑問を投げる。普段の赤い眼鏡や赤いスカート、特徴的な髪色や瞳が見受けられない人?物を果たして丹生氏と同定していいかは謎だが、リコーダーの自分が言えた事ではないとグッと呑み込む。
「この夢の世界で私達のように活動していアバターが"オネイロイ"、マホロバ・リユニオンなどのオネイロイ達が居住している場所が"コレクティブ"、そして彼らは他者の夢を自由に行き来しているのです」
「夢に都市があるとか初めて聞いたんだけど」
「もちろん財団が情報を秘匿しているのもありますが、そもそも夢界で自由に動ける人は少ないんですよ。現実でも言った通り真秀市はその例外中の例外ですが」
「普通はただの夢としか思いませんから」と傘と笛は細長く昏い廊下をずっと進んでいた。油絵の人物画が両壁の等間隔に延々と並べられ、遠すぎてほとんど見えない天井からはオーロラともネオンとも言い難い怪しい光が差し込み床を彩ると同時に雪を降らせていた。冷たくないライトブルーの積雪を踏みしめながらも本当に財団サイトか疑いたくなる美術館じみた怪しげな空間。廊下を抜けると、ほの暗いホールがあった。様々なデザインの扉が12枚、部屋を繋がず直に立っている。
「自動ドアが研究部、回転ドアが居住部、書庫扉が資料部、貫通扉が夢路行き、鉄格子扉が概念・思念収容部、金庫扉が物品・実体収容部、古い襖が神秘部、シャッターが対策部、水密扉が廃棄部、乗場ドアがサイトの玄関、そして白と黒の扉が機密部の扉ね。廃棄部は入っちゃ駄目よ」
「扉だらけですね…その概念・思念収容部というのは?」
「夢の世界はつまるところ形而上空間だ。つまり同じ形而上の存在 概念や思念を収容する場に持って来いなのさ。現実では難しいことも、ここだと案外上手く行くってこと」
「なるほど、それが外部サイトとの協力体制がある理由ですか。ところで廃棄部は何故?」
「オーバーディープって夢界の深層にゴミを捨てる場所だけど、入った時点で純粋なオネイロイになっちゃうから。朝目覚めたかったら、ここには入るべきじゃないね」
新しいサイトに来たらまた別のサイトに勤めることになり新情報でパンクしそうな脳が致命的危険性で冷静になる。結局財団サイトには大小様々な形で死が潜んでいるのは当たり前の話なのだ。既知の危険性を咀嚼し終えた後、以前からの疑問に解決の糸口が見えた。
「そう言えば前任のネクソロジー職員が左遷された理由って、財団職員でも簡単にコレクティブに行けるのと関係あります?」
「まあ訊かれたからには答えないとね。ソイツが現実世界では小学校の児童のシャドウと知りながらコレクティブでこっそりと交際していたのを財団が把握しただけ」
「あっ…そういう」
財団もまた人間で運営されているという既知の事実をまたしても再確認するのであった。
補足情報:
・ここで夢界財団サイトパート。実は職員もオネイロイ化するんだよね。81KKとの提携要素も語る。
・この市は夢も空想も手が届いてしまう。遠くの星じゃなくて、近い太陽。憧れは理解から最も遠い感情だよ≒憧れが理解に近いと憧れじゃなくなる。それはいいのか悪いのか。
・出すべき情報:夢界とは?、コレクティブとは?、肉体持ちとは?、このマホロバ・リユニオンの異常な点は?
・書くべきシーン:81DSの成り立ちとネクサスとしての異常性を詳しく語る、できる限り情報の羅列にならないように、CHとの話もしたいなぁ
・キャラクターに持たせる変化 :夢って異常だったんだ。オネイロイとしての自立性を持たない人が夢界の存在を知ったら?
5: Nx-87
ネクサス番号: Nx-87
民間呼称: 真秀まほ市、日本国、奈良県
人口: 34,628
エリアクラス: Briar Camelot
対ネクサス・プロトコル: 財団のWebクローラBot(I/O-UTOPIA)はソーシャルメディア及びオンライン上におけるNx-87に関連した記事/ページ/投稿の中から、"夢"、"悪夢"、"オネイロイ"、"まほろば"、またはそれらの変化形(同義語)に1つ以上言及したものをタグ付けします。
タグ付けされた情報は全てサイト-81DS内の情報統括部門によって審査され、ヴェール・プロトコルを侵害していると判明した場合は改竄もしくは削除の後、関連する民間人への接触と工作が為されます。
また、Nx-87を含めた近隣自治体には[編集済]を筆頭とした宗教的・神学的重要性を持つ領域が多数存在します。サイト-81DSの外交戦略部門はGoI-8189("トリスメギストス・トランスレーション&トランスポーテーション")など神格実体が関与する団体との折衝を行って下さい。
収容施設: サイト-81DS(JPVQSR-Site-81DS)
説明: Nx-87は日本の奈良県北西部に位置する、1本の川によって南北が分割された55.42km2の領域です。この領域は日本国政府が認知するところの地方自治体、真秀市の管轄する範囲とおおむね一致します。
Nx-87の異常な性質として、住民における夢界の自立性オネイロイ保持率がほぼ100%な点です。Nx-54で生育した住民のほぼ全員が肉体持ちであり、これらは夢界での自己認識獲得プロセスが一般社会から秘匿されている点を考慮すると有意に異常です。その異常な性質に恐らく関連する形でNx-87の現実世界でも夢界とのフリックポイントの出現、夢界の形而下流出、エルドリッチなど夢界実体の出現を含む超常現象が確認されています。
Nx-87内の市民に由来するコレクティブである「夢中の真秀市(マホロバ・リユニオン)」の存在によって、住人のほぼ全員が夢界やオネイロイなどを認知しています。従って厳密なヴェール・プロトコルは実施されず、サイト-81DSはファウンデーション・コレクティブと協力する形でネクサス外に夢界に関する情報が波及しないように制御し、現実と夢界の双方で発生するアノマリーに対する対処と収容を実施します。
Nx-87内の市民はマホロバ・リユニオンの知識ならびにオネイロイの情報を現実世界でみだりに言及しない傾向が確認されています。コレクティブ内に現実世界での言及を禁ずる厳重な条例や違反者を捕縛する組織が確認されていないにも関わらず、住民は暗黙的に現実での言及を控えるようです。住民へのインタビューは罰は無いが雰囲気からそうしているという内容で終始しており、コレクティブの古来からの集合的無意識が原因ではないかという仮説も存在するものの詳細は現在でも不明です。
補遺: Nx-87で生育した住人に限らず、外部から転居してきた人物が後天的に夢界での自立性を獲得した事案やファウンデーションコレクティブの調査にも関わらずマホロバ・リユニオンのホストが確認できず住人への聞き込みでも判明しなかった事から、Nx-87の土地そのものが有意識性である可能性が示唆されています。2012年、サイト-81CHの叡智圏保護部門との協力関係が結ばれNx-87の全容解明計画が現在進行中です。
6: インシデント・ハーメルン
もはや地獄絵図だった。怪物は壁と柱なぞ存在しないように、巨体を捩るだけで階層を壊滅させる。住民の悲鳴が上から段々と下の方に伝染し、デパート全体が軋んでいる。頭突きして上皮に空いた大穴から瓦礫が飛び出たと思えば文字通り流星になって空に消えていき、絢爛なるバベルの塔は百足一匹から狂乱と紫煙の山に崩れようとしていた。
「肉体持ちがほぼいないのは慰め程度にしかならんな」
数分前に出来たばかりのデパート内パルクールを踏破しながら、信号機は冷静に怪物の特性を整理する。奴はオネイロイを狙っているというより、巨躯を悶えさせている場所が偶々このデパートだっただけのように見えた。虫歯の疼痛に苦しむ子供がジタバタと暴れているように。迷惑極まりない話だが。なら、興味を惹かせるには攻撃するだけで良い。
拳銃のハンドサインを怪物に向け、放つ。指先から放たれた極光が怪物の肉を抉り、バランスを崩した巨体が吹き抜けを小石のように落下する。落下地点の甘露泡沫大噴水メロンソーダ・ファウンテンは普段以上のエメラルドグリーンの飛沫と芳香を撒き散らしムカデの落下を知らせたが、安心はできない。半固形の巨大泡沫を触手で蹴散らして、僕の眼前に迫りくる。後はFC側が対処しやすい地上まで誘導するのみ。
「お母さん。僕は職員としてこの街を護ります」
叫ぶような宣誓と共に敢えて怪物のヘイトを引き受け通路をひた走る。背後で響く破壊音を気にしないように。今も目覚めない現実世界側の僕の目覚めを待っているお母さんに胸を張れるように、そして僕を育ててくれた街に誇れるように、やらなければならないのだ。
「やっぱりあべのハルカスよりも余裕でデカイよなぁ…まぁついぞ生で拝めなかったけど」と心中で呟いたつもりが、いきなり怪物誘導をし終えたばかりの赤青黄ライトに頭雪部を叩かれる、ピクトグラムで。どうやらバレていたようだ。
「こちとらは観光客じゃあないんだぞ新人達磨。ここが分水嶺だ…夜が来て被害が増える前に終わらせるぞ」
観光地に来た外国人のように目の前の摩天楼を眺める雪ダルマとそれを咎める信号機。見方によっては昭和チックなデパートとも東京の高層ビルとも取れる現代のバベルの塔は、数多のアドバルーンが蔓の如く絡み付きながら童話の豆の木さながらに雲海を突破していた。住民が肉体持ちばかりのマホロバ・コレクティブでは、現実世界の朝は夜の賑わいが嘘のように人もまばらで閑散としている。しかしながら、オネイロイ・ネットワークは数刻前から奇妙なニュースで騒めいていた。
「集団意識不明事件とほぼ同時刻に出現した巨大昆虫…恐らくオネイロス型幽体の仕業か」
「もしや、あの怪物の材料は現実の子供達で無理やり怪物の形に押し込められて錯乱してしまっていると?」
「断定はできないが攻撃よりも悶えてたからな。観測データを向こう側に送って、こっちは化け物の足止めに専念しろ」

ElectricEightTown - 電球を替えるのに天使は何人必要か? - 割れた後の箒と塵取り
ムカデ野郎に新築の家ぶっ壊されたんだけど。ムカつくからアイツ殴りに行っていいか?
Upvote Reply -18 - 2014/09/01 09:42am

THE SIGNAL - フェナキストスコープ走馬灯 - ただ拳の骨が折れるだけ
マホロバ市役所への通報は済ませたか?ちゃんと申請すれば補填がある。それで件のKAIJUはどっちの方向に行ったんだ。
Upvote Reply +24 - 2014/09/01 09:43am

ElectricEightTown - 電球を替えるのに天使は何人必要か? - シーグラスにすらならない破片
確かデパートの下に降りて行ったな。根本が壊されてなきゃいいけど。
Upvote Reply +13 - 2014/09/01 09:52am

THE SIGNAL - フェナキストスコープ走馬灯 - 昆虫を見るとピクトグラムがチカチカする
いいから逃げな、節足動物の胃袋に収まりたくなきゃな。
Upvote Reply +39 - 2014/09/01 09:53pm
突如上空から響く巨木が内側から食い破られるような異音。発生源が165階だと気付いた刹那に2人の脳裏に生まれる最悪のビジョン、それはデパートの外壁を卵の殻よりも容易く食い破る顎として実現した。
「しっかりとあの図体がデカイだけのアイツを撮れ、初出動で死ぬんじゃないぞ」
職員の手に握られた夢界兵器から放たれたレーザー光にムチの如く巻き付かれた巨体はあえなくビルから墜落するのであった。
7: より良い選択とは
学習机の上に置かれた遺書じみた手紙、石造地蔵のように合掌したまま目を覚まさない不登校の男子学生、校内エージェントが報告した担任教師の挙動不審な言動。不登校支援と言い張り無理矢理開かずの自室をこじ開けた先にあったのは被害者にしろ加害者にしろ、目の前の意識不明少年が本事案に関連しているという強い示唆であった。
「どうやらビンゴだね。いじめを苦にした悪夢実体の暴走と言った所かな」
「この子はどうしましょう」
「サイトまで運んで精密検査、現状はこれしか手掛かりが無いしね」
意識を失った人間は運びにくいという聞きかじりの話の真偽を体感しつつ、目の前の先輩の胸元のポケットからの着信音で手を止める。例え自分が出なくても不安を駆り立てる音色は何とも財団支給携帯らしい。
「夢界部門の丹生です。先に悪いニュースから申し上げます。FC職員から送られたデータの解析によると被害生徒達が純オネイロイ化するまでの時間は長く見積もっても30分程度と推測されます」
「おいおい、勘弁してくれよ」
「良いニュースは生徒全員のシャドウが消失せず無事な事です」
「最悪ではないが、事態は好転してないな」
夢界実体の概念的解体、夢界兵器による最小単位までの分解。時間が足りないか、危険性が高すぎるか。刻一刻とタイムリミットが迫る中、脳裏にネクサス報告書の情報がよぎる。
「すみません、あの怪物が夢界外でも活動可能な耐久を持つかと今日の真秀市の夢界流出領域のデータをお願いします」
「おい、どうする気だ。まさか化け物を現実に引きずり出して崩壊させる気か」
「特別肉体提供処置をするにも、そもそもこの短期間で別途肉体を用意するのは…いや、まさか」
「サイトに運ばれた40名を流出領域に運搬して、全員の肉体とシャドウを繋ぎ合わせます」
「推定崩壊時間は1分、場所は二神神社周辺。もうこれに賭けるしかないでしょう」
15分後。神さびた雰囲気が漂う二神神社に似つかわしくない重武装の機動部隊、ストレッチャーの上に拘束された数十名の少年少女、血管が貼り付く脳味噌を思わせるコードが絡み付く特殊機械群。凡そ神社にあるべきではない人員と物品がギチギチにならぶ光景は財団職員になっても見慣れない様相を呈していた。
「到着予想時刻は後2分です、健闘を祈ります」
刹那、現実を食い破って現れる巨大な顎と触角。人類の叡智を以て縛られようとも暴威を揮わんとする怪物。が、財団の武力はそれを容易に打ち砕く。怪物の肉体が光の粒子となって消える最中に出現する40個のカラフルな光球。脳味噌の如き機械から延びるコードが光の球に絡まり、ストレッチャーに置かれた肉体の頭部に接続されていく。
立案から24分後、二つの世界の機動部隊による共同作戦によって無事40名の肉体とシャドウの接続が復旧した。
補足情報:
・出すべき情報:ムカデの意識不明生徒全員分のシャドウがある、上手くムカデを倒さないと生徒が危ない
・書くべきシーン:ムカデがいい感じに倒されるシーン
・キャラクターに持たせる変化 :波乱を乗り越えた平穏、主人公のお陰じゃなくてもいいかも
8: 田舎のサイトの憂鬱
街並みが橙光に沈んだかと思えば暗闇が降りてくる。意識不明生徒達と親御さんに対する"熱中症"の流布、今回破壊された涼海デパートの被害総額の
オネイロマンサーによる算出、夢界ムカデと集団意識喪失事件を関連付ける言説の検閲と現実側の懐疑論の封滅、限定的に財団に関する情報開示が行われている真秀市議会を通じた教育委員会への打診による類似事案発生に対する予防措置。その全てを今日中に片付ける必要がサイト-81DSと次元サイト-745の全職員にズシリと圧し掛かっていた。
「いくらFC職員としても活動するために2交代制で寝れるとは言ってもキツいです。それにこんな事態だと夢界でも仕事三昧なのが見えますよ」
「市民がマホロバで寛いでてもこっちには関係ないって事さ」
エナジードリンクを一気に飲み干し、ブルーライトを放つPCに齧り付く。サイト-81DSと次元サイト-745に平穏が戻るのはもう暫く後の事であった。
補足情報:
・出すべき情報:仕事に忙殺される財団サイト、市議会を通じて教育委員会にいじめ防止を打診する財団と市の関係性の近さ、今頃住民はスヤスヤしてるのにこっちは徹夜だよ
・書くべきシーン:仕事に追われる財団職員
・キャラクターに持たせる変化 :ちゃんと眠りたい…
9: 夢幻に一番近い街で
エディブルレコード・パーラー&スナック『エンゼルノート』
夜が訪れ街の灯が消えていくに従い、夢中の真秀市の灯が灯り始めていく。怪物が街を蹂躙した後の片づけが終わる頃、知り合いの市民に招かれたのは隠れ家的名店であった。いつも酒は立ち飲みバーで済ましている彼にとってどうも居座りが悪く、自分の雪首に巻き付くピンクのマフラーを弄ってしまう。古風な純喫茶とBARの中間とも言うべき店内には光る音符が空中を漂い、周りはどうもこの店の雰囲気に馴染んだ常連ばかりのようだ。
「この緑茶ワインは裁判疲れが吹き飛ぶ程に滋味深く舌に残る味わいですね」
「実は夢界への旅行サービスを計画中に知り合いの神にこのコレクティブを教えて貰ってさ。奈良がヤマトと呼ばれた頃に崇拝者に頼まれてここを作ったんだとさ」
「ふむ、ホストが神格ではなくても神格製のコレクティブなら神格由来のオネイロイが来るには持って来いでしょう。そしてここが肉体持ちがだらけなのも、生きた人間に接したいという需要に応えられて良いですね」
どうも常連ではない怪しい二人組の会話に気を取られていた意識が、「ちょっともう、聞いてる?」という言葉で目の前の相手に戻される。またしても僕の悪い癖だ。
「ほら、今までの片づけ大変だったでしょ。だから今日は奢りよ。でもまさか公務員の仕事に怪獣退治の補佐もあったのは知らなかったわ」
マホロバ市役所職員の偽装身分を持ち、国ではなく人類全体に奉仕する自分は確かに一種の公務員と言えなくもないかと下らない事を考えつつトルソー姿のウェイトレスが運んで来てくれたレコードをハンバーガーのように齧って、緑茶ワインをクイっと呑む。
「これは…共感覚か」
脳内に響く軽やかな「ラヴァーズ・コンチェルト」の音色と共に暖かな陽光と青い草原を踏みしめる感覚が全身に迸る。それなりに夢界で色々と経験したつもりだったが、『音楽』を咀嚼した経験は流石に無かった。
「しかし、君が単に名店オススメガイドをしに来たとは思えないな」
「バレちゃった?実は例のムカデ事件の時にデパートの近くで変な物を拾ってさ。君なら興味があるかなって」
徐に彼女が自分の脳味噌に手を突っ込むと、出てきた時には名刺大の紙切れがあった。
「なんか人の名前が書かれてるのも気になるんだけど、このロゴどっかで見た記憶があるんだよね」
彼の手に渡された名刺には「田中様へ」 件の事件の原因となった生徒の苗字と共に緑の三角形とその中央に書かれた雲から伸ばす黒い手のロゴだけがあった。
レコードに舌鼓を打つふりをしながら、集団意識不明事件に不明な要注意団体の関与疑惑を上司に報告する。平和な街に、暗い影が忍び寄る。
補足情報:
・出すべき情報:復興しつつあるマホロバ・リユニオン、ttt社のヘルメスとトート、謎の団体
・書くべきシーン:ttt社の社長とヘルメス(知人、ここでは一言主(gokiso提言)がコレクティブに関わっている示唆)、夢界だから神様が認識阻害をしなくても変なアバターと捉えられるだけだし、あと肉体持ちが多いのもいいね、
・キャラクターに持たせる変化 :この謎のオネイロイ・コレクティブは…?、平穏な街に潜む闇。