一作目/超常企業は全体として内製化の方針 フリーランスの今後
この記事ではフリーランスという職種そのもの、そして社会との関係性を描写したいと思っています。この部分は個人差が大きい箇所でもあると思いますので、対応する形式として選択的に採用可能な1998における信濃中央新聞を採択する予定です。
この記事においては、各組織がフリーランスの利用の縮小を示唆しつつ再雇用先が無い事を示唆し、最大手である斡旋企業も赤字になった事によって業界全体の不安定さを描写してフリーランスの先行きの見えなさを示唆します。
その後「財団は語る」から、"財団にとっては自由に使い捨てれるフリーランスがいい"と言う裏の意図も入れ、フリーランスの自由、個人性、多様性、選択などを尊重しフリーランスの主体的な人生を描写します。
この記事では全体でマイナスからプラスの雰囲気に移行する緩急を付けつつ、同時に社会における最大公約数的な"フリーランスの生き方について"を表現したいと考えています。
二作目/その斡旋
この記事ではフリーランスと斡旋企業の関係、更に斡旋企業と依頼主の関係を描写したいと考えています。
まずフリーランスにとっては斡旋企業を紹介料や仲介料を大幅に取る上が、キチンとした福利厚生を用意しない搾取者に見える構図として描写します。
しかし、斡旋企業の実態としては依頼先が圧倒的に優位な親と下請けの関係である事を示します。内部は紹介を求めてくるフリーランスの質は悪く、ヴェールに関する法律からそんなフリーランスを雑にも扱えず、またフリーランスに依頼した仕事も達成されない事で違約金が発生している問題を記載し、斡旋企業側にとってはフリーランス側が問題であるようにも見えるようにしたいと考えています。
この記事の展開としては、中小斡旋社員側の「所詮ただの元フロント職員(元財団職員でもない事への揶揄)でしょ」のようなフリーランスに対する文句から始まり、仕事を求めているフリーランスと言い争いや交渉を重ね、ようやく合意を得た瞬間に依頼主から派遣は不要である旨の連絡を受け、社員の「ここは所詮ただの中小斡旋だし」の自嘲にて終わる構想を想定しています。
この記事では対話や和解など複数のイベントを挟んでから喪失を書く事によって"フリーランスと周囲について"の空気感を表現したいと考えています。
三作目/選択
前提である未成年フリーランスの個人的胡乱
まず未成年のフリーランスに関する建前として、超常個人自由業者(フリーランス)であっても未成年(現行法より18歳未満)には各種就労制限があり、特に親権者または後見人の同意書が必要である。その為、ヴェールの観点より他者に業務内容を口外する事自体禁止されている超常業では採用する事が事実上不可能である。上記の理由により、未成年のフリーランスの斡旋を行える正式な業者は事実上では正常性維持機関に属する教育機構(学校法人であるプリチャード学院など)内部に存在する交流課のみである。
原則、交流課による斡旋は未成年の使用が倫理的に制限されている正常性維持機関が「どうしても未成年が必要な事例」の場合や教育手段として用いる場合の行動許可を特例で出す場合にのみ利用する。所属する学生自体が重要な資産(将来の雇用筆頭候補)である為、最大限の安全確保がされる上に危険な任務は斡旋されない。報酬についても学費減免や単位救済などで対応するので直接的な金銭支給はほぼ無い為、未成年の超常個人自由業は労働と言うより学生の奉仕活動であり、事実上フリーランスで無い。
実情としては非公式な斡旋業者を含めれば未成年専門に斡旋を行っている組織が多数存在する。財団ですら「どうしても未成年が必要な事例」な場合にのみ最終手段として利用する程な為、違法な業務においてその需要は合法な物より更に大きい。
この違法斡旋では、本来は仕事を得れない未成年に事例を紹介している斡旋業者の立場的な優位性、未成年で超常個人自由業を行える者の希少性、安全な事例は全て合法に処理される故に危険な案件しか残らない特異性、この3つから極めて異常な市場構造となっており、「斡旋業者はその生死の責任を取らないが、達成すれば有り得ない大金を払う危険案件を未成年に紹介する」とハイリスクハイリターンな状態になっている。
建前で安全な「奉仕活動」と実情の危険な「違法斡旋」の意識や認識の剥離は広く、最初から持っていた者である奉仕活動側と持たざる者であったが故に命を懸けるしかない違法斡旋側の人生は全く異なる。
この記事では、上記の奉仕活動に属していた未成年フリーランスが違法斡旋を選択するまでを描写したいと考えています。記事全体の構成としては現段階では下記のように考えていますが、結末以外への道筋がまだ立てられておらず相応に混乱している状態であるので最終的にはかなり変わると思います。
主要登場人物: 妹(主観) 姉 教師
序盤は姉からどちらが赤子を殺すか聞かれ、妹がもたついている間に優秀な姉が赤子を殺します。場面としては妹は落とした単位の救済処置、姉は勝手に参加した任意の奉仕活動(形式上ではあるが、一回目の超常自由個人業)です。ここでは使命感溢れる姉と妹の尊敬や庇護欲、主体性の無い組織のテンプレート的な回答しかしない教師との関係性を示し、世界の為に動いている財団の妹に対しての柔らかいが期待しているような雰囲気も描写します。
妹と姉は二人きりの時はよく話しますが、認識にかなりのズレ(姉は正しさだけを求め、妹は個人の感情を優先する感じです。宿題を移す事に対する是非とか)がある事を明記します。妹も別にそれを気にしたり姉も咎める訳では無いが、姉はそんな時にやたら寂しそうな顔をする事について妹が少し後ろめたさを感じる事が多い事を描写します。また、この際に妹と姉のズレの解像度を高める為に赤子を殺した理由として「殺せない人に殺させるのは間違ってると思ったから」のような内容を1つ入れて姉妹の解像度を高めます。
この奉仕活動から場面は将来的に自身らが取り締まる「違法斡旋」という存在について学ぶ授業が終わった直後へ転換し、妹は違法斡旋の概要と契約した場合即時退学になる事について財団は許され他者が許されない理由を疑問視します。姉が「世界の為にはそういうルールが必要」とテンプレートな回答をし、それを聞いていた教師も同時に丁寧に世界の為のルール(秩序)がある理由を解説しはじめたので、妹はそういうものかと流します。その内に教師が話の流れで次回の奉仕活動である違法斡旋の取締補佐に登録します。この際、姉は礼を言い妹は鬱陶しがります。全寮制故に寝る前に姉に元々参加するつもりか聞きますが、姉に参加するつもりが無くて妹が安心した旨を描写します。
中間部未定(財団では倫理上回避できない姉の死、病、財団による完全な人としての主体の喪失の予告 と そこについての姉妹の喧嘩 と それをどうにかできる違法斡旋業者の選択肢の提示)
結末: 姉が望まない事を知りながらも、妹は自分のエゴから姉を生かす為、退学が確定する違法斡旋の業者と契約する事を選択する。ここは確定しています。
このような流れで一人の少女が守られ保証もされている将来を捨て、人生の全てを自分自身に賭ける覚悟を描写する事で"フリーランスの選択について"についてを表現したいと考えています。
四作目/インターバル
この記事ではフリーランスが報奨金を受け取った後、装備などの諸経費を支払い、最後に残った僅かな金銭で次の仕事を探しながら飯を美味しく食べていく光景を描写したいと考えています。
イメージとしてはフリーランスの日常であり、装備に対する個人的なこだわりや経費の愚痴、食べる物や趣味嗜好の描写をより詳細に詰めていく事でフリーランスという役の印象をより深め、"フリーランスそのものに対する解像度"をより高くしていきたいと考えています。
四点五作目/フリーランスのアートワーク
この記事ではフリーランスに関する関係企業のロゴ、各作品の場面を切り取ったようなイラストを載せたいと考えています。
文字数: 3749
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