描写書き溜め

「僕がカイナレスだ」
「フタツキ撃て」

同時に発砲する。例によって俺の初弾は外れたらしいがフタツキはキッチリ額に当てていた。

「レッケ!」
「やってます!バオリ!」

バックラーシルフの背後に隠れるよう4人で一斉に動く。バオリは広報警戒。その間俺とフタツキが交互に1発ずつカイナレス目掛けて銃撃を継続した。

「命中、目視による頭部の損傷確認できず!賽さん!」
「装填して待機だ。警戒は解くな。俺たちが死角を埋める。」

「イズメの娘と形容することすら烏滸がましい。イズメ以上だね君」
「こンの半人前に要らん事吹き込むな上裸野郎。服着ろ」

「出会って早々何ァにがイズメ以上だボケ。お前が喧嘩吹っ掛けて以降俺の面目が丸潰れなんだよ責任取れ」
「“最後の生徒”賽。君ついては特段期待しているわけでもなかったんだが」
「責任取れってんだ」

文字数: 393

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