巷説部門 ハブ
火の無いところに煙は立たぬとはよく言ったものだが、この世界ではたびたび煙から火が起こるのである。
巷説部門 ██博士
巷説部門 |
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インターネットが普及した昨今、今までとは比べ物にならないほど膨大な量の「都市伝説・怖い話・噂話」が世に溢れています。大半は嘘だと巷で言われていますが、実のところ、その一部は何かしらの形をもってこの世に存在してしまっていると考えられています。そんな無数の空言(そらごと)に関して馬鹿真面目に調査する、それがここ「巷説部門」です。 |
「巷説部門」は巷説にまつわるアノマリーの初期調査、確保収容保護活動のアシスト、アノマリーの係わる巷説の研究を担当する部門です。
──SCP-3339-JP より
巷説──いわゆる「都市伝説」や「フォークロア」など──はインターネットの普及に伴い、近年増加傾向にあります。これらの大半は「嘘」として認識されていますが、実のところは何らかの形をもってこの世に存在してしまっているのです。そんな無数の空言(そらごと)について馬鹿真面目に調査する、それがここ「巷説部門」です。
また、巷説部門が巷説の内容に関与することは基本的にありません。巷説にまつわるオブジェクトを確保収容保護隠蔽し、「話が市井に広まるにつれ形を変えるに伴い、オブジェクトにどのような影響があるのか」「人々の認識の変化により、オブジェクトにもどのような変化があるのか」などを分析・調査することよって既存アノマリーや未発見アノマリー収容活動に応用することが巷説部門の業務なのです。
もちろん、情報の統制などを行うこともあります。ですが、これらの措置は社会的影響や巷説にまつわるオブジェクトへの影響を考慮したうえで行われるものです。カバーストーリーや記憶処理を用いた隠蔽は極力行わないというのが部門の基本的な方針です。
文字数: 10750
ページリビジョン: 34, 最終更新: 11 Jan 2024 06:58