クライオプレックス: コンセプト

List

  • 雪片-01(”大六核 // HEXACRUX”)
  • 雪片-19(”小空洞 // LOGAN”)
  • 雪片-41(”失命機 // FAILDEADLY”)
  • 雪片-58(”衝撃弾 // BALLISTIC”)
  • 雪片-99(”執剣者 // SWORDHOLDER”)
  • 混濁-02(”生屍宙 // LIVINGDEAD”)
  • 混濁-76(”保管庫 // INVAULT”)
  • 混濁-01(”二枚舌 // DUPLICITY”)
  • 混濁-0e(????)

主要ユニバース(論理空間)

雪片-01 / 混濁-01(”大六核 / 二枚舌”)

潜在性: プライム、中立的 / 敵対的
シード値: WQJEIN5Y|L1S4DGG7|O0NW6L3U

概要: ”大六核”としての雪片-01は、「水滴」の発見と研究に関する先進的な文明宇宙であり、マルチバースの大多数が積極的に共有を開始した「SCP-001/Radix」を開発、提供したことで広く既知の存在となっている。

雪片-01の大まかな世界観はメインストリームと大差ない。しかし、この雪片だけが「混濁」としての二面性を持つことは、-01が大きく暗躍していることを示している。


”二枚舌”というコードネームは、-01が呼称しているものではない。その本質を悟ったことで後に破壊された「混濁-76(”保管庫”)」による最初の命名である。

混濁-76の起源となる複数の宇宙は、雪片-01によって提供された「SCP-001/Radix」の重大な脆弱性・意図的なプログラムの誤謬に気付いていた。/Radixを利用し-01と接触することは、つまり-01に対し「座標」を送付していることに他ならないと。

”二枚舌”の目的は「世界の救済」などでは断じてない。実は、-01は雪片ではなく混濁であり、既に雪球化現象の影響が進行していたのだ。それを回避するため後述の「特異性上昇(プロジェクト: アンヌイト・コエプティス)」を実行し、全世界的な異常化を加速させていた。その上で、損失した論理空間の断片を/Radixを利用して回収することにより、他の宇宙を犠牲としつつ自らの宇宙を保とうとしていた。


キャラクター/ヴィヴィアン・ウェインライト: 女性、雪片-01の財団様存在・非人類部門(NhD)特殊工作員。後述のアイラ・ブリッジスと友好関係にあった。かつてはNhDのタスクフォースに所属していたが、「’24年のマサチューセッツ新形成災害」でタスクフォースが被害を受け、他の8名の犠牲とともにアイラを失った。その喪失感は今も克服できていない。

以来、ヴィヴィアンは行動原理に疑問を抱き、自身の存在意義を唯一肯定してくれる「非人類部門」への執着を強めることとなる。そのような状況下で、ヴィヴィアンは後述の監督官「ブラムウェル・アシュフォード」に対する抵抗力を失い、従順な代理人として行動するようになる。

キャラクター/アイラ・ブリッジス: 女性、元NhDタスクフォース構成員、故人。「’24年のマサチューセッツ新形成災害」でMIAと判定された。「新形成災害」は被爆した存在の構成要素を散漫・残留させる作用があるため、彼女の遺体は現在も回収されておらず、恐らくは雪球化現象によって完全に消滅したものと思われる。現時点で彼女を記憶している人物は限られている。

キャラクター/ブラムウェル・アシュフォード: 男性、NhD監督官。実際には雪片-01財団様存在の事実上の制御者であり、その最上部に本来存在するO5を機能不全に追いやった張本人。’24年の事故を切欠として特異性上昇計画(プロジェクト: アンヌイト・コエプティス)を提言し、そのプロジェクトの成功を機にO5-13(”上昇者 // RISING”)として昇格した。

雪片-19(”小空洞”)

潜在性: サブプライム、中立的
シード値: 33BGPY4A|LUXIML1P|7H6N7IG3

概要: ”小空洞”として指定される雪片-19は、他の宇宙に比較して規模が小さく、また科学技術の進歩も遅い。より「現実的な」代表的論理空間の1つであり、第I型宇宙としての文明スケールから逸脱しない(フェルミのパラドックスを解決できていない)。

1964年に最初の「デフロスト(雪球化現象)」を観測している。初期の事例は物理学者アーノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンによるCMB(宇宙マイクロ波背景放射)の発見として報告されているが、後の時代にCMBの観測を目的とする探査機COBEが打ち上げられ、その非等方性が明らかになると、その後の雪球化現象に関する注目度は(潜在的に)高まっていった。例えば銀河の回転曲線問題やCMBの非等方性に関する議論などが代表的である。

雪片-19が21世紀に突入すると、WMAP宇宙探査機の登場に続いて”COBE”の角度分解能に基づく観測データの粒度に対する問題点が浮上するようになった。そもそも、1%未満のΛ-CDMモデルの不確実性や原理違反が未解決のままであり、これらの細部にわたる不確実性は大規模な形式的誤謬を生み出しているのではないか、とする議論が起こった。


  • 雪片-01と-19、どっちを主観に描くべきか?

主要アイテム(SCP-001)

SCP-001/Radix

存在する領域: 雪片-01, 雪片-19, 雪片-58, 混濁-02(損傷), 混濁-76(致命的損傷)

キーワード: 多元的合意形成システム(MCBs)、ステークホルダー信頼構造

概要: SCP-001/Radixは、YK-クラス(”雪球化現象”)シナリオ防衛策としてステークホルダー信頼構造により提供された、一連の大規模設計開発にかかわる異常放送ならびに該当のパケットを指します。パケットは「CRYSYS」と呼称される各種の回路構成を示しており、この大まかな構造は、SCP-001/Radix成果物が恒常的にYK-クラスシナリオを回避させうる機構である可能性を示しています。

  • CRYSYS … Cryptic Realm Yarn-spinning SYStem, 幻怪領域紡繊システム

SCP-001/Radix成果物(CRYSYS)は、ステークホルダー信頼構造により認可された完全なシステムの建造を検出すると、自動的に雪片-01の特定座標に通じる伝達経路を構築します。伝達経路の主体は、各宇宙から個々に展開するCRYSYSの再構成可能ハードウェアのふるまいを完全に理解しているとされ、それによりシステム全体を自在に配列可能であると言及されています。

起源: 雪片-19/西暦2025年に発信されたSCP-001/Radixパケット、および一連の異常放送は、雪片-01を代表するステークホルダー信頼構造によるものとする推定範囲の結論が出ています。財団はこれ自体の妥当性に関係なく、現時点で悪化しつつあるYK-クラスシナリオの緊急性を考慮し、内容に関する議論を執り行いました。

1964年時点からその存在が確実視されているYK-クラス「雪球化現象」は、現在までその規模を縮退することなく、宇宙全域にかけて進行中の事象です。地球全域にわたる防衛前線配置の修正、改善、その他の対応可能なプログラムが試行されましたが、戦略環境の悪化、前線崩壊に加え、協力的な組織の権威喪失が問題となり、より根源的な事態の解決には至っていません。

これらの背景に加え、ステークホルダー信頼構造からの警告を受けた当財団、および雪片-19の全権限は、SCP-001/Radixの妥当性を確認し、喫緊のYK-クラスシナリオを排除可能な(唯一の)有効手段として受諾しました。直ちにパケット該当の固有機械の試作が開始され、その有効性が確認されると、雪片-19/財団所有エリア-233におけるCRYSYSの完全な建造計画が立案されました。

  • 監督者: アイラ・ブリッジス

文字数: 6254

アーカイブを解除

特に明記しない限り、このページのコンテンツは次のライセンスの下にあります: Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License