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クレジット
タイトル: フリーランスと君について
著者:
v vetman
作成年: 2023
提供: 撲殺食堂
時間無いから長くは待てない。「それでも生きていたいか」だけ答えてくれる?
良いね。じゃあお話がてらちょっと走ろうか。銃は必要?要るのは弾の方かな?
何か想定よりも包囲早いっぽいしさっさと本題入ろっか。私はサカキ。超常フリーランスとして君をスカウトしに来た。特事課で刑事さんやってたんなら解るでしょ。「個人で超常社会に生きる者」の総称。親JAGPATOの人とも何人か提携してるって聞いてるけど。
まあ大方知っての通り2通りのスタンスが存在してるいね。片方は2016年から限定的かつ公的にその存在を認められるようになった、超常社会における個人業者のこと。JAGPATO加盟組織に公認されれば機密保護ミームの接種を条件に、当人の自由記憶権やある程度の行動の自由が保証されるシステムが確立された。民間の対怪異向けな能力者や各組織のエージェント候補生をあらかじめ囲い込んでおく制度としての側面もあるね。
で、今君に勧めてるのは思いっきり非公認の方。思想やスタンスに関係なく一括りで“反財団側”とされている方だ。意図に寄ろうが結果に寄ろうがどの道財団を敵に回しちゃうからそう呼ばれている。理解と許容がどれくらい済んでるかは知らないけど、ともあれ君は連中を……この国の正常性維持機関全てを敵に回した。私の仕事は君みたいな奴を出来るだけ五体満足で界隈に新規参入させることだ。
いやあ追っかけられて必死なとこ悪いね。お察しの通り、私は連中を止める力が無ければ君を助けるつもりもない。手に入れたいのは君が秘める孤独と実力の2点だけ。どこの誰にも正式に属することなく、ただ指定金額の分だけ業務を熟す超常社会の傭兵として君をマネジメントしたい。目的はそれだけさ。
そもそも一端の警察官が自力で蛇の手とコンタクトを取って、自力で超常性保持者の少女を護送して、自力で特事課の急襲部隊を退けたってのはまあ逓増を疑うレベルの優良物件なもんでね。どうしても他の斡旋業者に先を越されるわけにはいかない。この先君が生き残ってしまえば同業者との提携争奪戦が発生するし、死なれる捕まる囚われるが起きた後じゃ何もかもが手遅れだ。顔も戸籍も一度全部変えて、月2回でも現場に出れば年間4ケタ万円非課税で貰える生活手に入るよ。
私んとこなら身の安全も衣食住も他よりちゃんと保証できるよ。財団に捕まってやってない犯罪でカバーストーリーおっ立てられて、記憶処理された後に一生ムショ暮らしってのも今なら回避できるよ。
……よし。ちゃんと最初から最後まで懐疑の姿勢は崩していないね。大方君が疑っている通りだよ。
何を掲げて何を携えようとも、フリーランスは一度名乗ったが最後。何処で何をしようとも確実に命が保証されることは無い。当然どの団体にも所属しない、一切の後ろ盾が無いまま死や怪異との隣り合わせが続くわけだし、抱え切れないほどの不条理を受け入れながら生きる羽目になる。この業界で嘘を吐かないのは預金残高と死人くらいだと思ってくれればいいよ。
だからこそもう一度聞くね。
それでも君は生きていたい?
ははっ!良い返事だ。じゃあ早速だけど言い値で依頼しちゃおうか。
指定した「安全圏」まで逃げ切れば全額後払いで2000万円だ。私を護送してくれ。フリーランス。
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ページリビジョン: 22, 最終更新: 26 Nov 2023 08:44